94%の求職者は、なぜ写真で応募を決めるのか?

「採用写真って、本当に必要ですか?」

採用担当者の方から、このようなご質問をいただくことがあります。

「仕事内容や給与、休日などの条件が良ければ、写真はそれほど重要ではないのでは?」

そう考える方も少なくありません。

しかし、実際の求職者への調査では、興味深い結果が出ています。

94%の求職者が、「写真の有無や印象によって応募するかどうかが変わる」と回答しています。

これは決して「写真がきれいだから応募する」という意味ではありません。

では、求職者は写真の何を見ているのでしょうか。

 

求職者が見ているのは「会社のリアル」

求職者は求人票だけでは分からないことを知りたいと思っています。

例えば、

  • どんな人が働いているのか
  • 職場の雰囲気はどうか
  • 上司や先輩はどんな人なのか
  • 自分は馴染めそうか

つまり、

「ここで働く自分」を想像したい。

そのために、写真は非常に重要な役割を果たしています。


求職者は、もっと写真を見たいと思っている

さらに、求職者への調査では、

58.5%の人が「10枚以上の写真を見たい」と回答しています。

一枚だけの集合写真ではなく、

仕事中の様子

休憩時間

打ち合わせ

笑顔

オフィス

現場

など、多くの写真を見ることで、

企業の雰囲気を具体的にイメージしたいと考えています。

つまり、

写真は「会社案内」ではなく、

企業を知るための情報なのです。


フリー素材では伝わらない理由

最近は、ホームページや求人サイトでもフリー素材を使う企業を見かけます。

もちろん、デザインとして活用する場面はあります。

しかし採用では、

求職者は意外と敏感です。

調査では、

71.8%が「使い回し写真」に不満を感じ、

68.1%が「フリー素材の写真」に違和感を持っている

という結果が出ています。

なぜでしょうか。

それは、

求職者が見たいのは、

本当に働く人

だからです。

笑顔が素敵だからではありません。

モデルだからでもありません。

その会社で働く社員だからこそ、

安心できるのです。


写真が伝えているのは「人柄」

採用写真を撮影していて、

私が最も大切にしていることがあります。

それは、

自然な表情です。

カメラ目線で並んだ写真では、

会社の魅力は伝わりません。

社員同士が笑っている。

真剣に仕事へ向き合っている。

困っている仲間を助けている。

そんな一瞬の表情から、

企業文化や人柄は自然と伝わります。

求職者は、

その表情から、

「この会社なら働けそう」

という安心感を感じています。


写真は応募数だけではなく、定着率にも影響する

採用写真は、

応募を増やすためだけのものではありません。

本当の目的は、

企業のリアルを伝えること。

リアルが伝われば、

企業とのギャップが減ります。

その結果、

価値観の合う人が応募し、

入社後のミスマッチも少なくなります。

採用ブランディングとは、

「良く見せること」ではなく、

正しく伝えること。

私はそう考えています。


一枚の写真には、企業の想いが写る

写真は、

会社を飾るためのものではありません。

働く人の想い。

企業の文化。

仕事への誇り。

それらを伝えるためのコミュニケーションです。

だからこそ、

写真一枚にも、

企業の未来を変える力があります。

採用活動において、

写真を「デザインの一部」と考えるのではなく、

企業の魅力を伝えるコンテンツとして考えていただければ嬉しく思います。


次回予告

【採用ブランディング連載③】

「求職者は企業研究で何を見ているのか?ホームページ・SNS・口コミの見られ方」

採用活動において、求職者は応募前にどのような情報を集め、企業を比較しているのか。

 

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